Column（妄想）内職している人を見て思ったこと。その袋は誰のためのものなのか？

その袋は誰のためのものなのか？

先日、帰省のため東海道新幹線に乗ったときのことでした。

新幹線の座席の隣の人が、お年玉袋をひたすらビニール袋に入れる内職をしている。

ただひたすらに。

一体1時間頑張っていくらもらえるのだろうか。一個いくらで計算するのだろうか。

そこで、私は自分ならより効率的に多く袋に入れる方法は無いものか、丸投げしてマージンを取った方が稼げるか、いやたいした額ではないか。とか色々如何に稼ぐか考え始めてしまった。

しかし、そこでふと思った。

そもそもその袋いるのか？

私の妄想はそこでその袋が要るか要らないかにとどまらなかった。

この袋は消費者のためのものなのか。それとも雇用を生み出すためのものなのか。後者であれば、袋を無くせばさらに値段を下げられる。あるいは利益が増える。しかし、この袋を生産している会社、その従業員、そして、この内職でお金を得ていた人は、職がなくなる。現実的には複雑な事情があって、商品の傷などを防止するためや製品管理などを含めて、様々なメリットがあるからこそあるのだろうということは少なからず想像できるが。

この袋は誰のためなのだろうか。

スーパーで買ったものを入れる袋も同じことが言えるかもしれない。

現在、環境に配慮して、マイバックを持っていき、袋を出さないお店が出てき始めたし、スターバックスなどはストローなどの提供を中止すると話題になった。地球環境のためにと謳っている。

環境面とコスト削減を考えれば良いかもしれないが、袋やストローの生産者は職がなくなってしまう。

これからは地球に厳しい商品を扱っている会社や人々は、方向を転換しなければならないなと、内職をしている人を見て考えさせられてしまった。袋やストローの生産者はすでにそのような転換期が来ていることは十分にわかっているのだろう。

まだまだいろいろ話を掘り下げて考えてしまうと妄想が止まらない。

こんな１円にもならない、結論もない、つまらない話を読んでいただいた方へ謝らなくてはならない。申し訳ございませんでした。

私の中では、何時間もひたすらお年玉袋をビニール袋に入れている姿を見て、少なからず考えさせられてしまったのです。

次回こそは有益な話をしていきたいと思います。

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