前回の記事で、ウルトラヒーローズエキスポ ニューイヤーズフェスティバル2018に行ってきたことを書きました。
そこで見たウルトラマンショーの感想を書きたいと思います。
いきなり本題に入りますが、ウルトラマンはもう今の時代ではないのではないか。
ITが飛躍的に進んだという言葉すら昔に思う今の時代に、未だに怪獣と殴ったり蹴ったりしている。ショーの後半では、盛り上げるためかウルトラマン軍団と怪獣軍団が乱闘のように戦っている。私だけだろうか。不良高校生の映画「クローズゼロ」となんら変わらないように思えた。さらに、最後は大きな怪獣一人とウルトラマン集団が戦っている。私にはある意味で弱いものいじめや集団いじめと同じ構図である。にも関わらず、子供達は「ウルトラマーン。頑張れーー。」とみんなが応援している。何か違和感を覚えた。
私はこれに連れてきている親子さんたちはこの戦いの構図はあくまでこの世界(エンターテインメントとして)のルールの上で楽しむための構図であるとわかっていて子供達に見せていると信じる。と書いているものの実際に見回していればそのようにウルトラマンの世界と現実の世界と区別を子供へ理解させている親は少ないように思える。子供達は単なる強いことが良いことと勘違いして大きくなっていくではないだろう。
私は本当のところは、子供達に戦いごっこのテレビは見て欲しくない。なぜ戦っているのかがわからずに戦いをエンターテインメントとして楽しみ、ヒーロー側を応援し、現実では自分もヒーローになったかのように振る舞う。強いことがいいことと刷り込まれてしまっている。テレビで流れている番組ではいい物語もある。弱いものを助ける話。絆の話。泣けるストーリーもたくさんある。しかし、今時飛び蹴りとか、ただのケンカにしか見えない。商法的に色々変身する道具が色々あって変身のシーンでおもちゃが色々使われる。キャラもたくさん。仮面ライダーやレンジャーものも毎回多種多様なバージョンが並べられる。わかっている。大人の事情で戦い系のテレビ番組を放送しないことができないことを。やめてしまえば、これに携わっている人が何万人と仕事がなくなることを。既得権益的なものがなくなって困る人々の思惑。でも理想を言えば、戦い系やアメリカンヒーロー的なもの、争いもの、戦争もの、言ってしまえばサスペンスまで、そんなネガティブなものは一切なくてもいいと思う。これは物事に分別がつく大人が対象と行って見たり、必要悪などを持ち出せば、必ずなくならないことは百も承知。でも私は純粋で時代に敏感に対応できる真っ白な子供達の頭の中には、そんなネガティブなものなんて一切入れたくないし入って欲しくない。未来が明るくなる情報だけその真っ白な頭に詰め込めばいいと思っている。本当に心からそうさせたい。
長々と書きなぐってしまいました。このブログがあまり有名でないことをいいことに少し極論を書きましたが、もしこれを読んだ誰かが意見を言ってくれたり、賛同してくれたり、また批判してくれたり、していただければ有り難いと思ってこの記事を書きました。